【発病直後】
2014年4月、リウマチと診断されました。その2ヶ月前、私は足首を捻挫して整形外科に通院していてました。捻挫は順調に回復していましたが、反対の足の小指付け根付近がピリピリと痛み出したので先生に相談すると、捻挫の足をかばってきたせいでしょうといわれたので安心していましたが、一向によくならず、次に両足の足底も腫れてきて、まるで靴下の中に小石が入っているような違和感が歩くたびにありました。
「念の為」で受けた血液検査でリウマチの可能性を指摘され、まさか!とは思いながらも紹介された大きな病院の専門科で再度検査を受けました。そこでもリウマチの診断がくだりましたが、極めて初期での発見で炎症の数値も低かったので、先生に薬の服用は避けて漢方薬で様子を見させてほしいとお願いしました。先生もとても良い方で、私の気持ちを尊重してくださいました。
【漢方】
私は仕事柄、ちょうど中医学(漢方医学)に興味を持ち勉強していました。西洋医学で治せないなら、体全体を診て本来の体の状態に導く漢方に賭けてみようと思いました。
腎の強化と血流改善の薬を自己流で服用し始めて暫く経った頃、勉強の過程でご縁のあった漢方家の先生にもご相談して、体を温め水分代謝を良くするものなど、浮腫み易い私の体にあった、処方を組み立てていただきました。
【リウマチの勢い】
足の症状は落ち着いたものの、リウマチは勢いを増し、今度は両手の親指と人差し指など次々にどこかが治れば違った箇所が痛むようになりました。診断されてほんの3~4ヶ月で、包丁が握れず料理が出来ない、字がまともに書けない、ボタンを留めること、トイレでの下着の上げ下げなどが苦痛で仕方ないなど日常生活で当たり前にできた所作が普通でなくなり、自分がこんな病気の身であることが本当にに情けなくて心まで病んでいたと思います。
加えて、私は二人の子供を抱えるシングルマザーなので、どんなに辛くても一家の大黒柱である以上病気を理由に休んだり、ましてや仕事を辞めて治療に専念する事が出来ず、そのジレンマでどんどん心まで病んでいったと思います。
【千春さん】
このままではいけない!と思っていた頃、ネットで千春さんを知りました。早速、DVDを購入し、自分自身と向き合うようになり、自分の発病の原因を探りました。
私の場合は、仕事のストレス、過去のトラウマや将来の不安やコンプレックスといったマイナス思考が大きく関わっていましたし、無頓着な食生活や夜更かしなど体を労ってこなかったことに気づきました。
そこで、良い水を飲むこと、甘い物や油物を摂らない、早く寝る(これが実は非常に難しい)、半身浴、足湯、うまく出来ないけれど呼吸法やアファメーションを取り入れました。遅延型フードアレルギーを調べ、ヒットした食材を出来る限り排除しました。卵と乳製品がだめだったので、自然と和食中心になり、体重がかなり減ってしまいました。
地道な生活改善と漢方薬の甲斐あってか、両手の親指と人さし指の症状は消えていきました。
【腸心セラピー】
指の症状が落ち着いた頃、リウマチは本当に厄介な病気で寒い季節もあってか、両手首と左足首、右踵が痛むようになっていました。
フルタイムの立ち仕事ですので、びっこをひいて歩きながら、いつまで仕事ができるのか不安でした。
ちょうどその頃、千春さんからのメルマガにちょくちょく、腸心セラピーが話題に上がっていました。「リウマチと腸?」と、始めはピンときませんでしたが、免疫の60%は腸で作られることや、中医学的に見ても腸と心臓は表裏関係にあって、心の状態とも大きく関わりがあるというのも知っていたので興味を持ちました。
先にもあげましたが、私の発病の原因の一つに、ストレスやトラウマ、不安やコンプレックスなどメンタルが関わっていると常々思っていたので、これらを解消するチャンスかもしれないと思ったのです。早速、基礎コースに申し込みました。
基礎コースでは、普段の軽いストレス解消をテーマに二人一組で行うのですが、この時トラウマのブロックが外れて恥ずかしことにその場で大泣きしてしまい、皆さんにご迷惑をかけてしまいました。結局、時間内に解消できず、後日、渡邊代表に個人的にセラピーを受けて、手放せなかったトラウマやコンプレックスを解消していただきました。
セラピー後は、トラウマとなっていた出来事を思い出しても平常心でいられます。気持ちが前向きになりました。
その後、リウマチの痛みの感じ方がかわりました。劇的ではありませんが、少しずつ、まるで薄皮が剥がれるような感じです。やはり、心と体は繋がっていると改めて感じました。リウマチは良い時と悪い時を繰り返しますが、良い時の方が多くなりました。
今では、両手首、両足の痛みを感じることなく過ごせています。勿論、体の状態に合った漢方薬は服用していましたし、できるところは改善してきたことの相乗効果もあったと思います。
【今現在】
今ではお陰様で、検査結果も正常値で先生に寛解の状態と言われました。
私は辛い間は敢えて病院には行きませんでした。検査の結果が良くないのはわかっていましたし、それを突き付けられて落ち込みたくなかったのです。しかし、これは私のやり方で、一般的にはきちんと検査を受けて、客観的に自分の状態を把握しておくのは良い事だと思います。
今現在は年も年ですし、相変わらず仕事の肉体的ストレスは感じますが、助けてくれたスタッフに感謝しています。精神的なストレスはありません。以前のような不摂生をすることもせず、オフの時はリラックス出来るように、自分の体を労わることの大切さをリウマチに教えてもらいました。
そして、実際に体験し、その良さを実感した腸心セラピーを私と同じようなリウマチに苦しむ人達に役立てたいと思い、認定セラピストになりました。
実際に、腸心セラピーのホームページで見てくださったり、千春さんが紹介してくださったりした方が来てくださっています。感じ方は様々ですが、私のセラピーを受けてくださった方々の
「気持ちが楽になって痛みが和らいだ」
などの喜びの声を聞くと、私も自分のことのように嬉しいです。心が楽になることこそ、この病気を改善する鍵だと知ったからです。
腸心セラピーに出会ってやっと、自分がリウマチになった意味がわかりました。
人生で無駄な経験など一つも無く、その人に乗り越えられない壁はやってこないのです。
私はこれから、再発しないように漢方薬の力も暫くは借りながら自分の生活に気をつけて、腸心セラピーをライフワークに、リウマチだけでなく色んな問題を内に抱えている人の役にたちたいと思っています。
【感謝】
今も家事を手伝ってくれている二人の娘たち。
いつも私の体を心配してくれる母。
ドアや蛇口に付ける補助具を買ってきてくれた友人
重いものを率先して持ってくれる職場のスタッフ
どんな症状でも真剣に考えて処方してくださった漢方の先生
自由にさせてくださった病院の先生
明るく的確にアドバイスくださった千春さん
腸心セラピーを指導してくださった渡邊代表
私の腸心セラピーに来てくださった方々
私はほんとうに幸せ者です。みなさん、ありがとうございました。
【大阪府 津坂めぐみさん ※本名掲載可 2015年8月30日記】
0コメント