◆思い起こせば…(病気のきっかけ)◆
年に1度くらいの風邪以外、ほとんど病気とは無縁で、ストレスもあまり感じていないような私でしたが、今、振り返ると「無理がきくタフな私」という思い込みから、逆に自分の体に無理を強いていたのではないでしょうか。
特に、普段飲まない薬を連用することになった時期があり、今思い起こすとそのことが発病のきっかけとなったのではと思います。
【2013年8月:抜歯】
長年気にしていた銀歯の金属成分のせいで歯茎が黒ずんでいた部分を治す為、歯医者に行ったところ、抜歯することになった。抜歯後、化膿止めの薬・痛み止めなどの薬をもらい、数日服用した。抜歯1週間後、肩こりとは違う痛みを左肩に感じたが、気にするほどではないと思い放置した。
【2013年11月:旅行中の風邪】
仕事を1週間休み、楽しみにしていた海外旅行の前夜、風邪気味になり、空港で市販の風邪薬を買い、旅行の間は毎日服用した。鼻がつまっていると食事の味がわからないからと、旅行中の楽しみを優先し、結局帰国までに1箱飲んでしまっていた。帰国後、左足の指付け根の裏が微妙に痛く、旅行の時にたくさん歩いたせいだと思い、すぐ治るだろうと放置していた。
【2013年12月~2014年3月:整形外科はしごと鼻炎発症】
12月の初旬、11月の旅行後からの左足の痛みが治らず、どんどん痛くなってきた。左肩のひどい肩こりのような痛みも続いていた為、整形外科を受診した。レントゲンでは骨に異常はなく、捻挫でもない。痛み止めの服用、湿布薬による処置で過ごしたが、症状は改善しなかった。特に足は歩くとすごく痛く、やや引きずりながら歩くようになった。
その後、3ヶ所の整形外科をはしごしたが、結果は同じだった為、足専門の整体院にも通うようになった。3月には今までなったことのないアレルギー性鼻炎のようなものに突然なり、耳鼻科で強めの点鼻薬と抗アレルギーの薬をもらい、服用した。そんな中、通っていた整体院での施術中に整体師が言った。「これ…リウマチじゃないですよね?」
◆発病◆
整体師から言われた言葉は、ものすごくショックだった。なぜなら、私の家族には長年リウマチを患っている者がおり、私はリウマチがどんなに大変な病気なのかを良く知っていたからだ。
「そんなはずはない、私はそんな病気になるタイプじゃない。」と私の中で葛藤がおきていた。そして、2014年4月に入った朝、手指のこわばりの症状が出始めた。
【2014年4月初旬:発病後の症状】
・両手の指全体のこわばりがひどくなる。
・手指が曲がらなくなり字を書くのが難しくなる。
・仕事でのパソコン操作や電卓を打つ際に激痛。今までのような作業が困難となる。
・手首関節が日によって痛む。
・足の痛みは両足になり、指の付け根関節と足裏が痛く、特に左がひどく足を引きずりながらの通勤。
・足のかかと、膝が痛み、肩は左に加え右肩も痛くなる。
・腕も上がらなくなり、入浴時の洗髪、歯磨き、着替えなど日常生活の動作も難しくなる。
・幸い、体のだるさや倦怠感、食欲不振はなかった。
【2014年4月中旬:検査判定と治療開始】
自分に起きている諸症状を見て、「やはりリウマチだったか」と絶望に近い気持ちで都心のリウマチ専門整形外科に行った。血液検査やレントゲン、MRIなどの検査によりリウマチと判定された。
<治療内容>
・痛み止めのステロイド注射を1本
・メトトレキサート(以下、MTX)週 8㎎
・頓服用に痛み止めのロキソニン
・副作用軽減の為のフォリアミン(葉酸)
私の場合、MTXがとても体に合っており、注射のおかげもあるが、MTX服用した2日後には手の腫れがおさまり、足は痛いままであったが、手指の方はほぼ平常通り使えるようになった。
【2014年5月~6月:治療と疑心】
MTXのおかげで少し日常生活や仕事の動作が楽になり、会社を休むつもりはなかった私は、薬に感謝していた。ただ、この病気は薬をずっと飲み続けることを知っていたので、なんとか薬に頼らず治していく方法はないのか、そして免疫を抑える薬を常用することに抵抗を感じ、ネット検索をしてみたところ、リウマチ感謝さんを見つけた。
すぐさま電話カウンセリングを申込み、どんな生活をした方が良いか、食事で気を付けること、自然療法で特にやった方が良いことなど、目からうろこの初めて聞く話に夢中でメモを取った。リウマチ感謝さんの本もすぐに購入し、何度も読んだ。
同じ頃、通っていた整形外科の主治医から「その内、関節が変形するかも知れないから、早いうちに生物学的製剤を打ったほうが良い」と言われた。
リウマチの数値もMTXで徐々に良くなってきているのに、更に「いつになったら生物学的製剤やる気になりますか?(やりましょうよ注射)」と強く言ってきた。押しの強さに、つい1本だけ生物学的製剤(エンブレル)を打ってしまった。この事をきっかけに(この先生…信用ならない)と疑心暗鬼になり、この整形外科に通うのをやめた。
◆治る為の決心◆
私は自分の今後の治療について考え、「発病から1年後の2015年4月頃にはリウマチを治す」ことを大目標に設定した。まだMTXを飲まないでいられるかは自信がなく、8月からは住んでいる地元のリウマチ科専門の病院に通うことにし、毎月の血液検査とMTXのみを処方してもらうようにした。
会社は続けたい強い要望があり、仕事は忙しく、自然療法と両立させることに不安はあったが「とにかく治っている人がいるんだ、私にもできる」と心に決めた。
そして、リウマチ感謝さんからカウンセリングで教わった自然療法・毎日の心構えなどを実践した。でも、私の性格柄、きちんと細かく実践するというより、できる時や気づいた時に「やれることを何でもやる」という感じで進めていった。
<治る為にやったこと>
・治る為の心構えや気づいたことを記入する可愛いミニノートを作り、持ち歩いた。1ページ目には、
①いつもポジティブ ②毎日楽しく ③深呼吸 ④姿勢良く!と基本の心構えを記入。
・体は治りたがっている、私の体は私が治す、細胞は修復するんだ、と思い込む。
またはアファメーションする。
・丹田式呼吸法や深呼吸(風呂の中や通勤時、好きな時にいつでも)
・健康になったイメージを暇な時に思い浮かべる。
・入浴時のふくらはぎマッサージ。
・酵素液を入れた湯船(自宅風呂)につかる。
・酵素浴。
・お水、または白湯を毎日1~1.5リットル飲む。
・睡眠時間を今までより多くする(今までは平均5時間だった)
・毎日、Happyなことや楽しいことを考え、副交感神経アップを心がける。
・中国鍼、経絡鍼。特に経絡にそった純銀での鍼灸治療は私には効果大でした。
・軟骨強化の為のマイクロ栄養素サプリ(ネット販売でドイツから取り寄せ)
・クエスト社の栄養補強サプリ(これも私にはとても相性が良かった)
・漢方内科処方の漢方薬(体を温めるもの、関節痛を和らげる漢方)
・白砂糖、冷たいもの、乳製品は食べない。
・パン、アルコール、コーヒーを控える。
・体を温める為、絹靴下重ね履き、夏でも使い捨てカイロをお腹に貼って通勤。
・リウマチ感謝さん開催のセミナーやイベントへの参加。
・リウマチ感謝さんの電話カウンセリング。
・珍念さんの腸心セルフケアコース
・免疫に関する本や潜在意識を活用する本を読む。
〈好転反応〉
・強い眠気
・体重減少
・小さな吹き出物がフェイスラインや背中に出る
・手や足の痛かった関節部分の皮膚のかゆみ、足の甲のかゆみ
・手の甲の湿疹
・発病直前になった鼻炎と同じ症状の鼻炎になり、1週間で治る
◆減薬から断薬◆
治る為の様々なことを「できる時になるべくやる」という気持ちで続けていたら、2014年10月の病院からの帰路、体が異常に軽く楽になった感覚を味わった。「あれ?なんか体が良い感じ。治ってきたんじゃない?」
これってすごく大事な感触であったと今更ながら感じている。これを機に、少しずつ慎重に体の様子を見ながら減薬を進めていった。自然療法のことを話せそうな先生ではなかった為、病院には内緒で行っていたが、漢方の先生には報告することができた。
<減薬~断薬>
・2014年10月 MTX週8㎎⇒ 減薬し、週に6㎎と4㎎を交互に1ヶ月
・2014年11月 MTX週4㎎と2.5㎎を交互に1ヶ月
・2014年12月 MTX週2.5㎎と2㎎を交互に1ヶ月
・2015年 1月 MTX毎週2㎎を1ヶ月
・2015年 2月 MTX9日間で2㎎
・2015年 3月 MTX10日間で2㎎
・2015年 4月 断薬開始!(イエーイ!)
◆今、思うこと◆
まず、こうしてリウマチ感謝さんにリウマチ卒業の報告ができていることに嬉しくて感謝!!です。昨年開催の「リウマチ大感謝祭」に参加した際、治った方達の話を聞きながら、(来年のこのイベントでは自分が治った報告をする人になっていたい)と強く思っていたので、本当に嬉しい限りです。
振りかえると、リウマチの原因には様々な要因が重なりあっていると思いますが、私の場合は薬の連続服用が本来の体の免疫システムを抑え込み、異常をきたし、足や肩の痛み、アレルギー鼻炎などでサインを送っていたにも関わらず、気づくことができなかったことが病気の引き金になったと思う。
自分は体が丈夫だからという気持ちから睡眠時間が足りなかったり、自分の体をいたわることにも目を向けてなかった。
今、ここまで病気を治す為に体の修復を頑張ってくれた、自分の体に「ありがとう」と言いたい。(人間の体ってすごい!)そして、やるべき事や治る為の情報を沢山くれたリウマチ感謝さん、治療で出会った人達にも「ありがとうございます」とお礼の気持ちでいっぱいです。
【千葉県 ゆりりんさん 2015年9月13日記】
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