④リウマチを治すために今すぐできること

 さて、リウマチの治し方がなんとなくつかめたところで、具体的にどうやって体内の緊急状態を正常化して細胞の修復をうながせばいいのか、どんなことが根本治療につながるのか、ご家庭でも今日からできる簡単なことだけお伝えしようと思います。


 とはいっても、これらのひとつひとつは掘り下げるととても奥が深く、セミナーやカウンセリングで1~2時間かけてご説明していることですので、ここで文章として書ききるには無理があります。表面的な説明になってしまいますが、ヒントにはなるかと思いますので、参考にしてください。より詳しくお知りになりたい方は「リウマチ基本療法DVD」または、書籍「リウマチ感謝~カウンセリング編」をご覧ください。


1.食事療法

 まずは細胞にダメージを与える食べ物・食べ方をさけるようにします(交感神経を刺激しないこと、血糖値の急上昇を招かないようにすること)。具体的には、添加物をできるだけ避け、砂糖類、悪質な油脂、乳製品、アルコール類をあまり食べないように。精製された穀物を減らし、食べるのであれば食事の最後のほうにします。ミネラル・ビタミン・酵素・食物繊維などの栄養素が多く含まれた食材を意識して食べ、良質のお水をしっかり飲むようにします。


 これらは細胞の修復にとっても必要なのですが、リウマチの方が栄養療法のクリニックなどで血液検査をすると、ほとんどの方が「現代型栄養失調」の状態です。栄養が足りないということは細胞を修復する材料もないということです。これもリウマチの快復を遅らせる一因となりますので、必要な場合は天然の栄養補強食品で補うようにされるといいでしょう。


2.温熱療法

 身体を温めることで細胞が活性化され、細胞の修復力もうながされます。また、血流がよくなるとプロスタグランジン(血流改善のためのホルモン)の分泌量が減るため、痛みを楽にすることもできます。

 

 ただし、痛いところだけを温めるやり方はあまりお勧めしていません。根本治療をすすめるためには、身体全体の血流をよくしていく必要がありますので、身体の中心部を温めることを意識されてください。

 

 温浴はもっとも適した方法です。半身浴でも全身浴でもいいので、無理のない範囲で積極的に行ってみてください。岩盤浴、酵素風呂などもそれぞれの良さがあります。それ以外にも、湯たんぽや使い捨てカイロ、遠赤外線ホットパックを利用する方法などいろんな温め方があります。


3.運動と休息

 リウマチの痛みと腫れの原因となっている細胞レベルでのダメージを修復するためには、十分な休息も必要です。特に医薬品を服用中の方は、自分の身体の声が聞こえにくい状態にありますので、ほとんどの方が動きすぎています。運動は今の自分の体力の6割くらいを目安に控えるようにして、それ以上に休息を十分とるようにしてください。


 中でも夜間の睡眠の取り方は大切です。10-2時の間が細胞の修復を行うホルモンが活発にでますので、この時間に副交感神経が優位な状態(できれば睡眠をとる)にできれば、より回復力が高まります。※この時間帯に眠れない場合は、気にせずに寝れるときに寝ましょう。「完璧=Best」を目指すより「少しでも良く=Better」を目指しましょう♪


 運動は痛みが強い時期は、軽いお散歩程度が最適かと思います。これも無理のないように、次の日にダメージが残る場合はやり過ぎだと判断してください。


4.呼吸法

 呼吸法は、自律神経にダイレクトにアプローチできるため、あらゆる病気の治療にとても有効な方法です。また、リウマチの方の場合は鎮痛作用もあるため、うまくできるようになると、自分で痛みの感じ方をコントロールできるようにもなります。


 いろんなやり方がありますので、自分にあった方法でいいのですが、吐く息に重点を置き、リラックスした状態でゆっくりと腹式呼吸をしていきいます。1日に何回やっても何分やってもOKですので、ストレスを感じた時など交感神経が優位なときはもちろん、普段の習慣としておこなってみてください。リウマチ感謝!が行っていた丹田式呼吸法については、必要な方にはカウンセリングなどで詳しくご説明しています。


5.イメージ療法

 イメージ療法は回復力を早める起爆剤になります。わたしの場合も、発病当初からイメージ療法を行なっていたおかげで快復が早かったのだと思っています。


 イメージ療法にも様々なやり方がありますが、もっとも気軽で簡単にできるのはアファメーションという手法です。自分にとって必要な言葉を繰り返し唱えるという方法です。アファメーションで検索すれば、いろんな情報がでてくるかと思いますので参考になさってください。


 ただし、言葉の作り方を間違えると逆効果になりかねませんので注意してください。たとえば、「治った」とイメージできると一番いいのですが、治ったとイメージすればするほど逆に辛くなってしまうような場合は、「細胞レベルで快復が進んでいる」といったように、少し焦点をずらして、今の自分が受け入れやすい形に変えるといいでしょう。


 また、アファメーション以外にもいろんなやり方がありますので、型にとらわれずに楽しんで行っていってください。潜在意識のクリアリングには、腸心セラピーもおすすめです。私のところ以外でも全国各地で受けることができますので、なかなか前向きなイメージを描けないという方は、一度受けてみられてください。


 自律訓練法もとても効果的なイメージ療法のひとつです。以前、キャンペーンで自作のCDをお配りしたことがありますが、聞くだけで良く眠れるようになったり、痛みが楽になるということで評判でした(ご感想はこちら)。CDは販売していませんが、リウマチ感謝!オリジナル「自律訓練法」の音声ファイルはこちらでダウンロードできますので、よかったらご活用ください。


リウマチ感謝!オリジナル「自律訓練法」 | リウマチ感謝! on the BASE

聞くだけで自律神経が安定し、リラックスできると好評の「自律訓練法」。キャンペーンの際に非売品として作ったものですが、ご利用された方から「よく眠れる、気持ちが落ち着く」と大変好評をいただいているため、今回ダウンロード版という形で販売をさせていただくことになりました。音声誘導にしたがって、心の中で聞き流すだけでも大丈夫♪ 途中で寝てしまってもかまいません。スマホなどにダウンロードすれば、いつでもどこでも手軽にできる、大変効果的な療法ですのでぜひご活用ください。【実施前の準備】*服装は楽で締め付けないものを選びます*お手洗いも済ませておきましょう*できるだけ静かで落ち着ける場所で行いましょう*リラックスできる姿勢であれば、寝転んでも椅子に腰かけてもかまいません*時間があれば、実施前に丹田呼吸法などで意識と呼吸を落ち着かせておくとより効果的です【実施方法】*音声誘導にしたがって、音声を頭の中で繰り返すようにしてください。例えば「あなたはとてもリラックスしている」という声に、「ああ、私は本当にリラックスしている」と心の中で肯定します。「右手が重たーい」という声に「右手が重たーい」と心の中でただ繰り返します。*最後のほうで、意識を戻す誘導がありますが、寝る前に行った場合や、そのまま寝てしまいたくなった場合は、無理に意識を戻さずにそのまま寝てしまってもかまいません。*自律訓練法も他の自然療法同様に好転反応がでることもありますが、今回の誘導内容はごくごく軽いものとなっていますので、その可能性はほとんどありません。安心してご利用ください。【自律訓練法CDのご感想】→ https://ryumachikansya.amebaownd.com/posts/categories/502420

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