健康になるための方法は、シンプルなことだと改めて気付きました

【発病したころの様子】


3人目の子どもが2歳になった頃、学生時代の友人から自分の職場でパートを探しているのでどうかと誘われ、午前半日のパートなら、と復帰しました。覚えることが山ほどあるうえ、時間外勤務や突然の他部署での勤務、加えて色々なハラスメントに遭い・・・退職を申し出てから、半年経ってやっと辞めることができました。


少し遡りますが、退職を決意してから2ヶ月ほど経った頃、右の踵の痛みが時々出るようになりました。整形外科を受診しましたが異常なしとの診断。


踵は1ヶ月ほどで痛まなくなりましたが、今度は左のアキレス腱のあたりに痛みが出るようになり、退職直前はかなり痛むようになっていました。2006年9月にやっと退職し、子どもと一緒に過ごしながら少しずつ趣味の編み物を再開しました。


コタツに入ってコーヒーを飲みながら、編み物・・・至福のひととき、のはずでした。それまで仕事や育児に追われていた分、反動のように毎日何かを編む、という日々を過ごすのですが、手を動かす間は頭を働かせる必要があまりないので、子どもの頃から成人するまでのトラウマがバンバン出てくるようになりました。


もうすんだことだから、と自分の中で決着をつけたつもりでいたことが、色んな角度から見えるようになってぐるぐるループする。そこにきて、高校受験のことで長男と度々もめて、感情爆発したり・・・ストレス・トラウマ・冷え。今考えると病気にならない筈がない!というくらいでした(笑)


2007年1月、三が日が明けた頃、軽い風邪のような症状で微熱が出て、それ以降朝のこわばりがでるようになり、2月に整形外科受診。医師からは「心配しすぎですよ」と言われましたが翌月検査結果でリウマチと診断確定。



【その時の気持ち】


のべ13年、看護師として働き、さまざまなご病状の患者さんと接してきました。リウマチが確定した時は、ああ、もう戻れないんだ・・・と、自分が何か透明な檻に入ったような、世間から隔絶された存在のように感じていました。


同時に、今まで多くの方に「痛みますよね、でも、お薬も出ているし、今出来る範囲でがんばりましょうね、何かあったらお手伝いします」と散々言ってきた自分を思い出していました。


今まで自分が励ましてきた(つもりでいた)患者さんたちに失礼のないように、自分に出来る精一杯のことをやろう。きちんと病院に行って、進行しないように頑張ろう。そう思っていました。


・・・分かる、分かるよ。でも、これがリウマチくんを引き寄せたんだよね、って今なら思います。



【一番大変だったころの症状】


自力でなかなか立ち上がれませんでした。両手両足の指の痛みと腫れがひどく合掌も出来ず、卵のパックも両手でやっと持てるくらい。包丁、鍋の蓋、全てが重く手にひびくので、泣きながら家事をしていました。


左アキレス腱付近の腫れと痛みも強く、「普通に歩く」動作が、激痛との闘いのような状態。階段は一段ずつ、恐る恐る上り下り。特に朝は、壁に両肘をついて体を支えながら下りていました。色んな製品の「手で開けられます」に涙する日々でもありました。



【治そうと思ったきっかけ】


やっとリウマチの診断が出て、生物学的製剤で一気に改善出来る!と思っていたのですが、まずはアザルフィジンNが出ました。それからロキソニンとセルベックス。しかし、次の診察で肝機能の数値が悪化し、アザルフィジンNは中止に。翌月、肝機能が改善しリマチルが処方されました。


少しでも痛みを和らげたいという毎日で、ロキソニンを命綱のように感じていた日々。それなのに、CRPが0.1しかなく、ロキソニンも処方してもらえませんでした。結局ドクターって数字しか見ていないんだな、とつくづく思いました。リマチルを飲み始めると同時に、両下腿のむくみと強烈な痒みが出始めました。


薬剤師さんからの副作用の説明では全く聞かされておらず、おかしいと感じるようになり、他にリウマチを治す方法がないか探しているうち、「統合医療」のキーワードで千春さんのブログに出会いました。治った人いるじゃん!しかも、やろうと思えば今日からでも出来ること、書いてある!そこからシフトチェンジしました。



【治す為に実践したこと】


◆初期◆

丹田呼吸法

イメージ療法

JWT

クエスト社のサプリ

上部頚椎のアジャスト(眞命堂さん)

整体

砂糖、塩、調理油などを変える

ありがとう、をとにかく言う

子どもの頃の自分を抱きしめるゆるす、を心がける(すぐには出来ませんでした)


◆中期◆

サプリメントをやめる。サプリを飲んでいないと健康になれないの?それって健康なの?という疑問が湧いてきたから。

調味料はそのまま続行。

体にいい食品を、と思い○イシックスも利用するが経済的に負担となりやめる。


段々と、食品によって体が反応していることに気付くようになる。牛肉、豚肉、鶏もも肉、バター、チーズ、カロリーオフ飲料、糖質オフ飲料で、顕著に関節の腫れが出ることに気付き、摂取をコントロールする。魚を取り入れれば良いけれど、娘が激しい魚アレルギーで、ちょっと難しかった。


発症間もなくからお世話になっていた整体院さんの手法が変わり、首をゴキッとされて逆に動かせなくなり、通うのをやめる。


病気になることの意味を知りたい思いもあり、レイキ、シータヒーリングなどを学ぶ。


セルフヒーリングで心の内面の動きが出る。メンタル面では「自分は健康だ!」と思い過ごしていました。多少の腫れや痛みがあっても医薬品に頼らず過ごせているし、殆どのことはこなせるようになったのでこれでいいんじゃない?と・・・


ただ、生きている以上全くストレスのない状態はない訳で。昔よりはうまく流せるようになったけれど、ふと気付けば悶々としていることもあり。最後の症状が抜けきらず、時として「またここから悪化するのでは・・・」という疑念が湧いてきたりもしてきました。


◆後期◆

殆どの症状が消えたのに、手だけに症状が残っているのは「何かが手放せないからではないか」と思うようになりました。


思えば「治ること」にばかりフォーカスしていて、治った先のことが明確にイメージ出来ていなかったです。ヒーリングを通しても「病気でいたい理由」がちらちら見えていたけれど、しれっと見ないフリをしていました。


だって、元気になったら働かないといけない。せっかく免許持ってるし看護の仕事は好きだから、また病院勤務?でも、そもそも一番大きな要因が仕事でのストレスだった。また再燃したらどうしよう・・・


ここが、ずーーっとブロックになっていました。仕事のことを前向きに考え出したころ、ちょうど癒しに携わる資格を取る機会に恵まれて、2年前に認定を受けました。この仕事を通して、更に自己治癒力について考える良い機会ともなりました。



【現在の気持ち】


結局、健康になるための道のりは、至ってシンプルなんだと一巡してやっと本当の意味で理解しました。


千春さんが仰るように「自己治癒力を上げること」が大切なのはベースにあってそれは揺るぎませんでした。でも、やっぱりどこかで「特効薬」をつい探そうとしてしまうんです。


そうではなく、コツコツと、自分の体のために出来ることをやる。体を温めて、食べるもの、飲むものを選んで、笑う。感謝する。これだけでも充分ですよね。あとは、栄養補強や鍼灸・整体などを取り入れてみるのもよし。


リウマチと診断されてから、思い起こせば体が辛かったのは最初の2年くらいでした。病気になって気付けたこと、見えてきたこと、理解できたこと、出会えた人たち。これは本当に大きな財産です。あの「痛くて辛い時期」があったからこそ、今を喜べる。


また、「病院じゃない治療法を選びたい」と泣きながら話した時、しっかりと受け止めてくれた夫と、日々笑いを与えてくれる子ども達に、心から感謝したいと思います。


そして最後に。リウマチくん、ありがとう!


【鹿児島県 M.T.さん 2014年8月6日記】



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■リウマチ感謝!よりヒトコト

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もともと看護師だったMさん。最初は当然のようにお薬での治療を選択されたのですが、いろいろと疑問を感じるようになり、自然療法へとシフトをしていかれました。


Mさんの体験談にはヒントがたくさんありますが、特に改善のために大きかったポイントとして次の2点があげられるかと思います。


(1)段々と、食品によって体が反応していることに気付くようになった

自分の身体の声に耳をかたむけはじめると、最初はわからなかったことにもどんどん気づいていきます。Mさんの場合も、外から与えられた知識ではなく、自分の内側からの感覚を大事にされたことで、Mさんオリジナルのの食事方法が確立されていきました♪


(2)病気になった本当の意味に気付くことができた

Mさんのように、大幅な改善をされてくると「治ることへの恐れ」のようなものがブロックとなって、そこから前へ進めないという方はよくいらっしゃいます。


・治ったらまた前のようなムリをしてしまう人生に戻っちゃうんじゃないか?

・病気のときにはやさしかった家族から、また構ってもらえなくなるんじゃないか。


などなど、理由はいろいろなんですが、実は私にもそういう時期がありました。( *´艸`)あんなに治りたいと思っていたのに治りかけたら、そんな風に思っちゃうなんて不思議なものですね♪


ここを乗り越えるには、「本当の意味で自分で自分を許したり、癒したり、大切にしたりできるようになっているかどうか」がカギになってきます。


自分で自分を癒し大切に扱うことができるようになっていれば、治ってからも無理やムチャをするような人生を歩まなくなっているはずですし、家族がどんなふうに変わろうと、自分が幸せであれば気にならないはずなんです♪ (^^)/


Mさんの場合も、自分の過去やトラウマにも向き合って自分を癒し、治った先を見るようになってから、ぐーんと良くなっていかれました。


もし、あと一歩のところから上手くいかないな~っと感じてる方がいらっしゃいましたら、一度、自分の潜在意識の奥に「治ることへの恐れ」が潜んでいないか内観してみてくださいね♪

リウマチ感謝!

自然療法を駆使してリウマチ完治! コツコツ楽しくをモットーに、リウマチからの卒業を目指す方のための情報サイトです