私がリウマチとわかったのは、たまたま膀胱炎でかかったお医者さんに足の裏が痛いと言って、血液検査を受けたことがきっかけでした。それが2011年3月でした。
それ以前に手や肩が痛くて痛みで目が覚めたりという事は、ありましたが、それは3日ぐらいで治ったし仕事がら腱鞘炎だろうと言われてもいました。私は介護の仕事をしていました。足の裏の痛いのもまさかリウマチだとは思いませんでした。
仕事場での主任という役と1月手術をしてから始まった父親の介護。
夜遅くまでパソコンをしていたり、夜中に父の病院からの呼び出しがあったり、次の日は夜勤だったりと心と体に色々なストレスが重なった時期で、すごく身体の疲労を感じていました。
また、年齢からしても更年期の時期(体の変わりめ)でした。
血液検査でリウマチと言われ整形外科の専門医にかかりましたが、その時はまだ足の裏が痛いだけで関節の腫れなど見た目では何もなくCRPは0.05以下でしたが、そこで リマチルを処方されました。
先生に薬はずっと飲むのですか?問うと、「あなたはリウマチの人を見たことがないのか? 薬を飲まなければ2年後には変形してあのようになっても良いのか」と言われました。 足の痛いのはへん平足気味のせいじゃないかとも
でも 私は、インターネットでリウマチのことを見ているうちに薬に抵抗がありました。
それは、リウマチの薬は免疫抑制剤なるもので、その頃私は子宮癌検診や胃癌検診で、癌ではないけれども様子観察なのに免疫を抑制しては、ますます癌になる危険があるような気がして仕方がありませんでした。
それに副作用も伴うという事は、肝臓とか他の内臓の臓器に負担がかかるという事です。それに、関節の腫れなど全然なかったのにリマチルを飲んだ次の日に中指の関節が腫れてきました。
次に行った時先生に話しましたが、そんなことは聞いたことがないと言われました。
私の脳は、私はリウマチなんだ、じゃあ関節も腫れなくてはと受け入れてしまったのだと後から思いました。たしは薬を飲むか飲まないか、いつも心の中で葛藤がありました。そんな状態なのでよけいに薬も効きません。
また、仕事を辞めるべきかもずいぶん迷っていました。
薬を飲み始めて1ヶ月後、しばらくしてから熱が出て、すごく身体のつらい時期がありました。その時はさすがに休みをもらいましたが、その後も休みはとりにくい、でも体はつらいし足の痛みは相変わらずで、立っているだけでも痛い。
だんだん手のこわばりもひどく重い物は持てない。首も回らないという状態で仕事に行っていました。 後から思うと何故そんなにしてまで頑張ったのだろうと思います。
仕事場での責任とか、これからかかる費用の負担とか、無収入への不安とか、色々もろもろ考えて、なかなか辞める決心がつきませんでした。でもそれは他の職員にも迷惑をかけているのが分かっていたので、その事が心苦しく自分のストレスを増やしていたのですね。
夜勤を辞めたり、仕事時間を減らしたり、体への負担は減らしましたが、心への負担を減らしていませんでした。
早期治療の中には、まず私には早期療養が必要だったんだと思います。
インターネットで中村司さんを知り、4月岐阜の理学療養センターへ鍼灸治療に通い始めました。 (11月頃まで)ホットパックで身体を温めたり、人参リンゴジュースや食生活を変えたり、浄水器もつけました。
温泉や岩盤浴にも行くようになりました。リウマチに良いと言うサプリメントやお茶も色々購入しました。これさえ飲んでいれば治る気がしましたが、そうではありませんでした。漢方薬も飲みました。
薬は1ヶ月飲んで体調を悪くしたのでしばらく飲まないで検査を受け、また1ヶ月は飲んでみるという無謀な事をしました。 結果は、飲まなかった時の方がよく、先生が勝手にやめた事にひどく怒られたので、もう病院に行くのを辞めました。
ただもっとひどくなった時はどうしようか?という不安はあり、やはり薬を飲んだ方が良いかなという迷いはありました。
でも、リウマチ感謝さんの本を読んだり、治られた方のお話を聞くとやはり薬を飲む気になれない自分がいました。また、リウマチ感謝さんの電話相談も行い、大丈夫ですよ、治りますよと言ってもらえたことが心の励みになりました。
11月に父が亡くなり、やはり自然治療でいくなら仕事は辞めなければ効果がないと、やっと遅まきながら仕事を辞める決心がつきました。
父には本当に申し訳ないけれど、自分の体が痛みで思うようでない時の介護や仕事のストレスは無くなりました。その為、働いていた時に比べるとまず身体が楽になり、足が少し楽な気がしました。
まだ痛みは相変わらずでしたが、痛み止めを飲まずに過ごす事が出来ました。
リウマチ感謝さんのセミナーには春・夏・ステップアップセミナーと3回参加しました。
大阪のセミナーに参加することで前向き思考でやる気になれる話や体験談。さわやかな気持ちになって帰ることが出来ました。
また、私の楽しみはついでに観光をする事です。痛い足を引きずって大阪城にも行きました。2回目は、梅田の空中庭園。3回目は、大阪港方面ATCでした。
セミナーに参加する度に、私もぜったい治る。いや治りつつあるといつも思いました。 春・夏の時は、痛いのにこんなに歩けるなんて凄いやん私と思いましたし、3回目の時は、前に比べて歩くのがずいぶん楽になったやんと確認出来ました。
2012年 1月に孫が産まれましたが、その頃には痛みなく抱っこしてあげることができました。
また 名古屋の方でリウマチを治された方が、エゴスキューを行ってずいぶん良くなられた記事を読み、まずは体験を申し込み、その後自分に合ったメニューをお願いして通いました。
その方も以前リウマチ感謝さんのところで卒業された方で、ぜひお会いしたいと出会う機会をお願いしてお話しすることが出来ました。
エゴスキューも、私にとっては高額でしたが思い切りました。やっているうちにやっと降りた地下鉄の階段も、終わるころには歩き方が変わりました。
そこでも足の痛いのはゆがみから来るのであって病気ではないですよ、ゆがみを治せば免疫も上がるしきっと治りますよと言っていただき、励みになりました。
サプリメントも飲んでいましたが、今は卒業しています。腸内クレンジングもしました。また、自然治療で良くなられた方のブログで良いと言ってみえることも色々試してみました。
黒ニンニクも作って食べました。温泉や岩盤浴などリウマチになる前は、あまり行った事がありませんでしたが、最近はちょくちょく行くようになりました。
歩くのが痛い時、ウォーキングは少ししかできなかったのに、楽しんで行う卓球は長時間できたので、 近所の方と運動方々楽しみました。とにかく免疫力が上がるとか、リウマチに良いとか、そういうことに目がいき色々しました。
11年の春に発症してその年の秋に仕事を辞めましたが、翌年9月ごろからまだ足は痛かったけれど、4時間だけ週に3日ほどという条件で仕事を再開しました。
やはり治られた方が、まだ完全ではないけれど介護の仕事がやりたいから思い切ってやり始め、今は、治ったと言えるくらいに良くなられたと聞いたので私ももう一歩進むには仕事だと決心しました。
現在は、8時間労働ができるようにまでになりました。ぜんぜん曲がらなかった右手の小指も曲がるようになりました。 治る時は、病気を忘れている時だと本にありましたが、病気を気にしなくなったら知らないうちに良くなっていました。
まだリウマチになる前の身体と同じかというと そうとも言えませんが、 人と同じように8時間仕事もできるようになったので卒業を決心しましした。
今後も頑張り過ぎず無理をせず、前向き思考で楽しもうと思ってます。
こんな拙い体験ですが、心に残る事があれば幸いです。
【岐阜県Y.T.さん 2014年7月17日記】
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■リウマチ感謝!よりヒトコト
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8時間労働が普通にできるようになったとはすごいですね!(≧▽≦)ノ
もともと、頑張り屋さんのTさんですので、リウマチになってからも仕事や介護に手を抜くことなく、 治療にも一生懸命になりすぎて、さらに自分を追いつめるような形になってしまっていました。
カウンセリング編の本にも書きましたが、リウマチの快復のためには思っている以上に「休息」が必要です。
風邪をひいたときも、怪我をしたときも、身体をしっかり休ませているほうが早く治りますし、 逆にtスポーツ選手が怪我をしているのに、無理して練習を続けていたら、やはり治りは悪くなるものです。
「休息」できている環境のほうが、そうでない場合よりも治りやすいことは確かですが、お仕事の場合、家庭の事情で辞めるわけにはいかない、という方も多いかと思います。
仕事を続けながら治すには、仕事以外のところでいかに「自分を休ませてあげれるか」が大切です。 仕事以外の時間を「治療に一生懸命になる時間」にするより、とにかく「横になる、たくさん寝てあげる」時間とするほうがプラスに働くこともあります。
Tさんの場合も、休む時間が多く取れるようになってからのほうが、ぐ~んと快復に向かわれていきました。
体験談の文中に、「早期治療の中には、まず私には早期療養が必要だったんだと思います」とありますが、その通りだったんだと思います。
ちょっと頑張りすぎてるなと感じてらっしゃる方は、いったん「できるだけ身体や心を休ませてみる」ということもやってみられてくださいね♪
昨年の夏の大阪感謝祭で卒業されたTさんですが、台風で電車が止まり、会場に来ていただくことができませんでした。また機会をみて卒業証書をお渡しできればと願っています。
Tさん、ご卒業おめでとうございます!!
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