海外での自然治療体験~リウマチ&シェーグレン症候群の症状が消滅~

私の体に最初に異常が現れたのは2011年の3月、丁度、東北地方太平洋沖地震があった頃です。カリフォルニア在住の私は、当時、ロサンゼルス郊外の会社に勤務し、会社と主婦と子育てに追われる多忙な生活を送っていました。


そんなある日、突然口が乾燥し始め、最初は空気が乾燥していて喉が渇いている為だと思っていました。水をたくさん飲んでやり過ごしていたのですが、3日経っても良くならないのでおかしいなと思っていました。それから数日後、夜中に喉がものすごく痛くて目が覚め、気づくと唾液が出なくなっており、唾が全く飲み込めない状態でした。


口の乾燥はそれ以降ちっとも改善されず、そのうち目も乾燥するようになりました。体の異常はそれだけに止まらず、1カ月後には腕や胸元等に老人性血管腫のような赤い点が出来たり、しみが急に増えたり、足の裏に霜焼けが出来た時のような冷えと違和感を覚えたりしました。


内科で血液検査と尿検査をしても特に異常は現れず、肝臓と腎臓の超音波検査や、胃と大腸の内視鏡検査までやりましたが、大腸に小さなポリープが見つかった以外は何も異常がなく、不調の原因は不明なままでした。


5月に入り、歩行時に右の太ももの辺りや脛の辺りの骨が痛く感じることが出て来ました。加えて右足の指の関節に違和感が出ることもしばしばありました。夜中、両足の指の辺りが燃えるような感覚で目が覚めたり、突然右脚の膝から下にかけて、骨がしびれるような感覚に襲われ、それが半日ほど続いたりしました。


5月末になって右足の親指の関節が少し腫れていることに気づき、その時初めて、自分はリウマチではないかと思い始めました。


よくよく考えてみると、手首の辺りに神経痛のような痛みが出たり、歩行時に何となく膝が重いことがありました。最初内科でリウマチの検査をした時は結果が出ませんでした。


それでも自分の中で絶対に膠原病以外にあり得ないと言う直感があったので、カイロの先生に相談したところ、リウマチとシェ―グレン症候群の可能性もあるので、専門的な検査を受けた方が良いとのことで、ロサンゼルス市内の大学病院のリウマチ科で検査を受けました。この頃にはだんだん少しずつ症状が悪化し、両手、両足、両膝に痛みが広がっていました。


病気になったのなら治すことを考えるのみだと思い、リウマチとシェ―グレン症候群の治療について知りたくなった私は、ネットで治療法を調べました。それまでリウマチを含め膠原病に関する知識がほとんどなかった私は、西洋医学では完治法がないと言うことを知り、一瞬ショックを受けましたが、治らない訳はないと思い、リウマチ完治法と治った人の情報を集めることにしました。


ついこの間まで健康だった私が突然病気になったのには原因があるに違いない、原因を突き止めて改善すれば治るに違いないと信じたのと同時に、西洋医学で治らなくても他に治す方法があるに違いないと直感しました。


最初から体に害のある薬は飲みたくなかったし、薬が答えじゃないと感じた私は、自分は絶対に自然治療で治すと決めました。


ネットでリウマチ感謝さんのサイトに遭遇し、やっぱり治った人はいるんだと自信がつきました。即「リウマチ感謝」の本を購入し、電話カウンセリングも受けさせて頂きました。海外なのでスカイプで対応して頂きました。彼女のポジティブなアドバイスを受け、さらに自然治療で治す自信がつきました。やはり自分の直感は正しかったと確信することが出来ました。


病院の検査結果が出る日は、朝から薬を拒否する覚悟で病院に行きました。自己抗体の数字に何個か異常が出ていたので、何らかの膠原病でしょうと言われた物の、今の時点でははっきり病名を診断することは出来ませんと言われました。


この時の私の反応は、「病名なんかどうでもいいや。どうせ病気の治し方は全部同じだし。」と割り切りました。


改めて自分が病気になった原因を色々考えてみると、思い当たるところはたくさんありました。仕事のストレスが何年も続き、知らず知らずのうちに過剰なストレスのせいで少しずつ鬱状態になり、本来の自分を失っていました。いつの間にか気がつくとネガティブな発想ばかりする癖がついていました。


私の場合、病気の原因は仕事のストレスが一番大きかったので、思い切って仕事を辞める決意をしました。2011年7月、仕事を辞めて本格的に自然治療を開始しました。


自然治療を始めた頃の私は、足の裏と膝が痛くて10分歩くのが精一杯でした。スーパーに行っても、10分以内で買い物を済ませ、立ったままじっとしていると余計辛くなるのでゆっくり品物を選ぶことが出来ませんでした。


主に症状があったのは、足指、足の裏、膝、手でしたが、そのうち痛みが肘、肩、首、股関節周りなど、あちこちに転々とするようになりました。首が痛かった頃は、車の運転の際にバックするのが大変でした。


治療を行う上で、先ず一番重視したのは精神面です。長年のストレスを取る為に、毎日ハッピーノートを付けたり、マイナス志向を全てプラス志向に変える努力をしました。何でも頑張りすぎる性格だったので、楽をする努力もしました。


リラックスすることを忘れていたので、リラックスと血行改善効果のあるヨガをやったり、アロマを利用したり、癒し系の音楽を聴いたり、毎日日本のバラエティー番組のビデオを借りてきて、なるべくたくさん笑うようにしました。


家事は掃除、洗濯、皿洗いは夫が全てやってくれ、とても助かりました。夫、娘、両親と、家族みなが絶対に治るからと応援してくれ、協力してくれたことが私の心の支えになりました。


日本の両親とは距離的には離れていましたが、メールやスカイプで定期的にコンタクトを取ることで、ものすごく励まされました。その他、私がずっと続けた治療法は以下の通りです。


□ 食事療法 (野菜中心、加工・精製された物を避け、丸ごと食品を食べる、体を冷やす食べ物を避ける等)

□ ヨガ 

□ ウォーキング 

□ 半身浴 

□ 岩盤浴

□ 体を温める努力 (生姜湯を飲む、体を温める物を食べる、カイロを貼る、腹巻、レッグウォーマー等)

□ 呼吸法

□ 爪もみ

□ 鍼治療 月1回


病気の治療と言うよりは、生活習慣を改善することを重視しました。そして何よりも、治療の根本である精神面に意識を向けました。


考え方を改め、小さい事は気にせず、楽観的に生きるようにし、なるべく何でもポジティブに受け止める努力をし、自分が幸せになることを目指しました。病気になったことをきっかけに、人生を変えることが出来たとポジティブに受け止め、素晴らしい将来への道が開けたと思うことにしました。


治療開始後1カ月半ぐらい経って、唾液の量が増え口の乾燥がかなり改善されました。2か月後には膝も少し楽になり、足の裏の痛みも減ったので歩ける距離が増えました。3カ月後には仕事をしていた時のストレスのトラウマが消え、人生をエンジョイ出来るようになって来ました。


応援してくれたカイロの先生やヨガの先生など、素敵な人達との出会いや、今までの人生では気づかなかった家族の有難み、周りにある美しい自然や南カリフォルニアの温暖な気候など、感謝するべきことがいっぱいある事に気付かされました。


治って行く中で、関節の痛みは良くなったり悪くなったりを繰り返しました。痛みがあちこち移動したり、治って来たかなと思うと、又症状が戻ってきたりしました。痛みが復活した時は、一瞬戸惑った事もありましたが、これも治癒反応だと信じることで乗り切りました。


痛みが出る度に、「すぐにまた良くなる」と自分に暗示をかけ、夫も「もうすぐ治るよ」と言い続けてくれたことが励ましになりました。3か月ごとに総体的に見ると、確実に少しずつ良くなっていることがわかりました。そのうち、症状のアップダウンには意識を向けないようにしていると、次第に気にならなくなりました。


2012年に入って、症状が急激に良くなり始め、ぽつぽつと全く痛みのない日が出て来ました。最初は月に数日痛みのない日がある程度でしたが、次第に1週間連続で痛みのない日を過ごせるようになりました。


症状が戻ってくる度に、いつになったら治るんだろうと思った事もありましたが、病気はこんな感じで治って行くんだと言うことが次第にわかるようになりました。そして、現在は症状もなく元気に過ごすことができています。


治療期間中で大変だったことは、アメリカで和食を主とした健康的な食生活をすることが難しかったことでした。免疫力アップに良いのは日本食だと言われていますが、輸入の日本食材を購入する為に、食費は日本に住んでいる場合の2倍以上かかりました。


使い捨てカイロもアメリカには売っておらず、日本からの輸入なので高価でしたが割り切って使いました。お風呂がアメリカ式で、半身浴も不便でしたが、なんとかバスタブにお湯をためて毎日続けました。その反面、家の近くに自然食品の店があり、オーガニックの野菜と天然素材の日用品が手に入ったことはとても助かりました。


現在振り返って見て、私はとってもラッキーだったと思います。初期の段階でリウマチ感謝さんに出会え、自然治療を始めることが出来、薬を飲まなくて済んだことや、家族の心強い支えがあったこと、長年辞めたくて仕方がなかった会社を辞める事が出来たこと、自分を変えることが出来たこと。


幸運に恵まれたと思っています。病気になってから起こった全ての事に感謝の気持ちで一杯です。


【カリフォルニア在住 Inner Peaceさん 2012年7月3日記】

リウマチ感謝!

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